今年最後の自主企画です。福岡からタケダ2000GTを迎えて。

12/17(土)@cafe ZANPANO

「Gentle Talkな忘年会」

タケダ2000GT(福岡)
シライリゾートオーケストラ
パックワントリオ
ラヴラヴスパーク

open 17:00 start 18:00
charge 2000円(+1オーダー)

今年最後の自主企画は福岡からタケダ2000GTを迎えて。バンバンバザール、ハッチハッチェル、モアリズムなどくせ者たちの認めた男、タケダ2000GT。Perfumeの前座をとんちピクルスと共に務めた男、タケダ2000GT。古今東西のあらゆる音楽をニヤっとさせるようにセンス良く盛り込む上に、曲順や喋りで観るものを泣いて笑っての域に持っていくさまは音楽というよりその先の上質な演芸。エノケン、クレイジーキャッツ、タモリといったそんな流れに自分を据えているような気が。言うまでもないことだけどアイデアだけでそんなことは出来ないわけで、軽やかに演奏するさまに目を凝らすも良し。沁みる名曲ももちろん。京都にはこういう人いないんで是非観ていただきたく。ちなみに前日は近くのサロン・ド・毘沙門でスタンダップコメディアンのナオユキさんと2マンです。こちらも必見。

さて、そんなタケダ2000GTの初の京都、しかも2デイズを贅沢なものにするべく迎えうつ面々の紹介。

まずは京都ポップ界の巨塔、シライリゾート率いるシライリゾートオーケストラ。キャッチーかつ癖になる毒の混入された楽曲群は自らが唄うようにまさに「ああなんてビューティフル&ストレンジ」。複数のトイピアノやピアニカなどあらゆる無電化鍵盤を芸術的に並べヴァイオリンも担当、ジョン・ロードやTKも真っ青なよっちゃん。凛として心震える歌を唄うのにちょくちょくおチョケてしまう「ビューティフル&ストレンジ」を体現するユイコックまんじゅう。構えがちなこちらの心を気づけば薄着にさせてしまう僕らのハニカミ王子、アベショーヘー。一筋縄ではいかないメンバーによるステージはなによりもまず本人たちがおおはしゃぎなので愉しくないわけがなく。今年一月にリリースしたアルバム「ジパング」はくるり・岸田君をはじめ絶賛の嵐。最近、ドラムにシゼンカイノオキテなどのづまちゃんを迎え期待はさらに膨らみます。

お次はパックワントリオ。大半が日本史を題材にした曲であることにそっぽを向くことなかれ。歌舞伎の昔から時代劇の現在まで、現代の話ならば生々しいことも遥か昔の人物に仮託されたとたんトーンが和らぐ高度な表現。そう、パックワンの唄は単なるミーハーな歴史ソングではなく、人の悩みのたね、心の襞といったものはちっとも変わらないということに焦点を当てた真の歴史好きの唄。いつの時代でもみんな困ったり戸惑ったり悩んだり、そんな悲哀、可笑しみを小粋なメロディーと演奏に乗せるものだから、ついついあなたはプッと吹き出し、気づけば体を揺らし満面の笑みで「ま、ま、ま、ま、負け戦~」と唄ってるはず。今年、シライリゾートとユイコックの協力も得て盟友のパックツーとのアルバム「二人同盟」をリリースしたパックワン・ツー。その後に出来た新曲群がこれまたさらに上を行く名曲!歴史物が目立ってしまうけど現代物も佳曲揃い。今回は残念ながらパックツーは参加できませんが、京都大阪で引っ張りだこの佐々木悠(p)、今回晴れて正式にパックフォーとなった松ノ葉楽団の加藤喬彦(b)を従えてのパックワントリオで登場。

ラヴラヴスパークの紹介は手前味噌になるのでプロフィールを御参照ください。誰かが書いてくれるのを待ちましょう。

奇しくも「ストレートな良曲も書けるし実際あるのに、照れ臭いのか生来そういうのが好きなのかお馬鹿な曲に力入れちゃう」四組が集結するこの夜。初対面となるタケダ2000GTとシライリゾートオーケストラ、パックワントリオとの間はさておき、おそらく日頃からあいつには負けねえとお互いをライバル視する四組。水面下で火花を散らしながら最高の泣き笑いを皆さんに。

タケダ2000GT
福岡在住、柳に風の音楽芸人。‘74年宮崎県生まれ、妻と猫の3人暮らし。趣味は妄想。古いピックギターと歌で時空軸をおかしな方向に持っていくステージを目指す。MC、曲ともにうっすらとした毒を盛るのが自分でも驚くほど得意。尊敬するアーティストはタモリ。

パックワントリオ

2012年からこっそり京都で歌い始める。日本史とお酒の歌を肴に呑めるようなグッドミュージックを目指して今日もあっちやらこっちやらで出陣中!
この日はパックフォー(ba)、佐々木悠(key)の3人で!

シライリゾートオーケストラ

ギタリスト・ベーシストととして活動していたシライリゾートが自身のうたを歌うべく、トイピアノ・バイオリンなど多数の楽器を操るよっちゃんと共に2009年京都にて結成。幾度かのメンバーチェンジを経て、ボーカルのユイコックまんじゅう、ベースのアベショーヘーを加えた四人組として2014年より本格始動。

2016年1月に初の全国流通アルバム『ジパング』をリリース。現在はサポートドラムにづまちゃんを加えた五人編成で奮闘中。
はばたけシライリゾートオーケストラ!

ラヴラヴスパーク

唄とギターの長谷川一志を中心に不定形で活動中。眼鏡と帽子とボーダーシャツが目印。1996年から活動開始。 現在は主に岩城一彦(ドブロ、マンドリン)とやめめ(スティールパン)とのトリオ。2013年春、初のアルバム「サンキュー」を発表。憧れるのは屈託の無さと溢れ出すメロディー。気付いたらふと口ずさんでしまっているようなメロディーを目指して今日も行く!この日はめめとのデュオ。

コメントを残す